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( ^ω^)は巻き込まれたようです

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 22:40:45.10 ID:a9MLHHbL0
^q^ノシ

まとめサイト様
ttp://localboon.web.fc2.com/092/top.html
何時もの如く、暇だったら見てくれお!^q^

2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 22:43:01.70 ID:a9MLHHbL0
・・・ねぇ。
・・・・・・お姉さん。

・・・・・・本当に・・いっちゃうの?お姉さん。

・・・ブーン。いいかい?・・・貴方はね、いい事をする人になったのよ。

・・・・・・?いい事を・・・する人?

・・・そう。お姉さんに命・・・助けてもらったでしょ?
  だから、貴方はそのお礼として、いいことをする人になるのよ。

・・・・・・うん、わかったお。けど・・いい事って、どんな事?

・・・それは貴方が決めなさい。ブーン。
  ・・ただ、ひとつだけ教えておくわ。

・・・・・・?

・・・これからもし、自分の――が―えら―――な―時があったら・・・
  ――――しなさい。


・・・・・・――られ―く・・・? ??

・・・今は解からなくていいわ。でも、そのうちきっとわかるから―

―――元気で、いい子でいるのよ、ブーン・・・

3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 22:44:59.03 ID:a9MLHHbL0
・・ぃ

・・・おい!

('A`)「おいブーン!」

Σ( ;^ω^)「お、おぉ!?
        あぁ・・・どっくんかお。」

| l| ゚ー゚ノl「?」
ζ(゚ー゚*ζ「・・・?」

気がつけば、皆、僕の方を見ている。

('A`)「どうしたんだ?急に立ち止まったりして。
   ・・・なんか、怪しい気配でも感じたのか?」

どっくんが、心配そうに僕に問いかけてきた。

( ^ω^)「・・・ごめんだお。少し、ぼーっとしていたお。
       気配は・・・嫌な感じはするけど、まだ敵の気配はしないお」

('A`)「・・そうか。」

( ^ω^)(・・・僕、呆けていたのかお・・・
       ・・・・・・呆けるなんて、一体何時以来かお・・)

4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 22:47:00.11 ID:a9MLHHbL0
【――馬鹿!ブーン!気を抜くんじゃないよ!!
  気を抜いた瞬間、それは即ち自分の死に時だと心得なさい!!】

( ^ω^)(・・・"師匠"・・・)

ブーンは、思わず眉間にしわを寄せた。

('A`)「・・・?」

| l| ゚ー゚ノl「そういえば、ブーンさん達は
       どこからやってきたんですか?」

ζ(゚ー゚;ζ「・・!」

( ^ω^)「・・・"アマゾウ跡地"・・・からだお」

| l| ゚ー゚ノl「へぇ・・・そうなのですか。あそこってまだ魔物がいたのですね。
      もう数年か十数年か前に完全に絶滅したと聞いてましたけど」

( ^ω^)「・・・まぁ、この世に魔物の住めない所はないお」

| l| ゚ー゚ノl「ふっ・・・それもそうですね。」

ζ(゚ー゚;ζ(・・・ふぅ・・・確かにあそこなら足はつかないでしょうけど・・・
      初めから決めてるのなら、事前に教えてほしかったです・・・ブーンさん。)

5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 22:52:01.58 ID:a9MLHHbL0
( ^ω^)(・・・こっちかお)

てく・・・てく・・・
ブーン達は歩を進める。
が、歩を進めていく内に、だんだんと魔物の気配が少なくなっていく。

('A`)「おい、こっちで合ってるのか?ブーン」

方角としても目的地とは少しズレている。
流石にドクオ達もそれに気づき、心配そうにブーンに聞いた。

| l| ゚ー゚ノl「ちょっと、魔物の気が少なくなった来たです・・・
       多少周り道でも、別の所を通ったほうが・・・」

( ^ω^)「・・・大丈夫だお。ばつちゃん。」

ブーンは、表情を変えずに答えた。

| l|;゚ー゚ノl「そ、そうですか・・・」

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 22:54:00.79 ID:a9MLHHbL0
('A`)「・・・」

ζ(゚ー゚*ζ「・・ブーンさん・・・」
     (まさか・・・あの淫魔達の話・・・
      解決させる気じゃ・・・)

・・・ドクオが一早く、デレが一歩遅れて理解した。
・・・・・・やる気なのだ。ブーンは。

( ^ω^)(中級魔族すら近寄らない・・・即ち上級魔族以上って事だお・・・
       ・・・いい練習台だお。どっくんの。)

・・・その、"怪談"の正体を暴く事を・・・

7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 22:56:00.75 ID:a9MLHHbL0
そのまま歩き続ける事約30分。
・・周りの景色が急激に変わった。

| l|;゚ー゚ノl「こ、これは・・・」

ζ(゚ー゚;ζ「・・・酷い・・・」

デレは、思わず目を逸らした。

( ^ω^)「・・・・・・魔族の残骸だお・・・
       ・・・中身だけ、食い荒らされてるお・・・」

('A`)「・・・これが、淫魔達が言ってたとかいう、
    "仲間が消えた"事態の正体って訳か・・・」

( ^ω^)「・・・かなり広い範囲で死骸の骨があるお
       きっと、ここが"狩場"なんだお。敵の」

ζ(゚ー゚;ζ「ブーンさん・・・私達・・・」

流石に覚悟してたとはいえ、
この惨状を目の前にして、デレは少し心配になった。
心配そうブーンに尋ねる。

( ^ω^)「・・・あぁ、既に敵の意識内にいるお」

8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 22:58:00.72 ID:a9MLHHbL0
('A`)「ちっ・・!
    やっぱそーなるのかよ・・・!」

シャキン!
ドクオの剣と鞘が摩り当たる音がする。

( ^ω^)「・・・そこにいるのはわかっているお。
       出てくるお。」

ヒタ・・・ヒタ・・・

ブーンのその言葉を聞くと、
その魔物はまるで、ブーン達の実力など知った事かといった様子で。

< ゚ _・゚>

堂々と、ブーン達の前に現れた。

(゚A`)「・・・」
   (・・・魔力は・・・大丈夫だ。
    濃くは感じねぇ・・・のか?)

( ^ω^)(・・・こいつ・・・?
       この歪な魔色以前に、生気をあまり感じないお
       ・・・嫌な予感がするお)

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:00:01.08 ID:a9MLHHbL0
< ゚ _・゚>「・・・サムイ」

ζ(゚ー゚;ζ「ぇ・・・寒い・・・?」

( ^ω^)「デレちゃん。構っちゃだめだお。
       ばつちゃんも気をつけるお。いつ、襲ってくるかわかんないお。こいつは。」

| l|;゚ー゚ノl「はっ・・・はいなのです!!」

ζ(゚−゚;ζ「・・・!」

ぐぅ!
デレの拳に力が入る。

< ゚ _・゚>「・・・サムイ・・サムイ サムイ サムイ サムイ
     アタタカソウ・・・アタタカソウ・・・ソノチ・・・ソノチ・・・
     チョウダイ ゼンブ・・・チョウダイ 」

ヒタ・・・ヒタ・・・
魔物は、ゆっくりと片手を上に上げ、ゆっくりとブーン達の所へ歩き始めた。

10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:02:00.64 ID:a9MLHHbL0
ヒタ・・・ヒタ・・・
・・・ヒタ・・・ヒタ・・・

(゚A゚)「ちっ・・・隙だらけじゃねーか。
    おいブーン!」

・・・ヒタ・・・ヒタ・・・

< ゚ _・゚>「チョウダイ」

ドクオの言った通り、敵はただ、片腕を上に上げているだけ。
もう片方の手はブランと下に垂れたままだし、瞬時に動けるようにしてるわけでもない。
・・ただ本当に、片腕を上げているだけの、完全に無防備な状態でこちらに近づいているのだ。

( ^ω^)「・・・どっくん。
       デレちゃん達の視界から、やつの姿が見えないよう。
       デレちゃん達の前に立っててくれお」

ブーンはその姿に、少し不気味さを覚えながらも、決心を固める。

ヒタ・・・ヒタ・・・

(゚A゚)「お、おお。」

ζ(゚−゚;ζ「!」
バッ!!
| l|;゚ー゚ノl「!デレさん!?」
デレが、ブーンの言葉を真意を察する。
ばつを抱き寄せ、その身体でばつの視界を奪った。

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:04:05.46 ID:a9MLHHbL0
< ゚ _・゚>「チョウダイ」
ヒタ・・・ヒタ・・・


(゚A゚)「・・・」

ス・・・
ドクオが、デレ達の前へ移動した瞬間――

( ゚ω゚)
ヒュッ!!

ヒタ・・
< ゚ _・゚>「チョ――



―敵の魔物の首が、その胴体にサヨナラを告げた。

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:05:05.96 ID:ZonBPjes0
( ^ω^)若干痩せてね?

13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:05:42.37 ID:a9MLHHbL0
グチャ。
かつて魔物にとって、とても大事な部分であったであろう肉塊が、地面へと落ちる。

プシュウウウウゥゥゥゥゥ・・・
身体は直立不動で硬直し、首元から血がたくさん吹き出始めた。

| l|;゚ー゚ノl「え?え?ど、どうしたのですか?」
ばつは、いまだデレの胸の中だ。何かが起こったのはわかるが、周りは見えない。
ζ(゚−゚;ζ「み、見てはダメ・・・よ・・・こんな・・・の・・・見ちゃ・・・」

( ^ω^)「・・・」
      (避けようとすら、しなかったようにも見えたけど・・・?)

(゚A゚)「・・・?
    やけに、あっさり終わったな、ブーン」

テクテク・・・
ドクオが首の無い胴体を横切って、ブーンへと近づいていく。

ドクオが、胴体付近に転がる敵の首を横切った時―
< ゚ ,_・゚> ニヤァ

―首が、笑った。

14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:08:11.62 ID:PN4y0vdLP
支援

15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:10:23.01 ID:a9MLHHbL0
グラァ―
それと同時に、首の無い胴体が活動を再開する。

( ゚ω゚)「―!
      避けるお!どっくん!!」

(゚A゚)「え?」

シュッ―
その時、首の無い胴体が、腕を鋭く振り下ろした。

ザシュゥ!!

鮮血が、宙を舞う。


ζ(>△<;ζ「キャアアア!?」
(゚A゚)「うぉお!?」
( ゚ω゚)「ちぃぃ!」

・・・飛び散ったのはブーンの血だ。
ブーンの右腕に、大きな三本の傷痕ができている。
ブーンは寸での所でドクオを吹き飛ばし、代わりに攻撃を受けたのだった。

16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:12:15.42 ID:a9MLHHbL0
(゚A゚)「ブーン!」

( ゚ω゚)「くっ・・大丈夫、だお。
      大した傷じゃないお。」

"こんなの"よりも、重大な事態というのは別にある。

< ゚ ,_・゚>「チ・・・チ・・・アタタカイ・・アタタカイ・・・」

首の無い胴体は、首がある所へ正確に移動し、その首を右手で持ち上げた。

グチャァ・・
流石に繋がりはしないが、首が元あった位置へと戻る。

ペロ・・・
魔物は、その手に媚り着いたブーンの血を、丁寧に舐め取った。

( ;゚ω゚)(馬鹿な・・・こんな魔物、存在するのかお!?
      首が・・!首が無くても、生きてる獣魔物なんて・・・!!)

ブーンは多頭魔族を思い浮かべたが、当然、こいつに二つ目の頭など存在しない。

< ゚ ,_・゚>「チ・・・チ・・・
      チヲツカッテ・・チヲアツメル・・・」

17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:13:59.05 ID:a9MLHHbL0
魔物は、両手を上に掲げた。
ヒュイイイイ・・
両手の上に、大きな魔法陣が描かれる。

・・それと同時に、そこら中に飛び散っている血が、妖しく光り始めた。
地面にこびり付いている血が、ピクピクと揺れ始める。

(゚A゚)「一体、何が起きてるんだ!?」

ζ(゚−゚*ζ「こっ・・・これは・・・この魔法は・・!」

( ;゚ω゚)「一体・・・一体、何の魔法だお!?」

ブーンが、珍しく狼狽した様子でデレに聞いた。

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:15:08.95 ID:a9MLHHbL0
ζ(゚−゚*ζ「これは多分・・"血呪"魔法ですっ!」

血呪魔法・・・それは、己の体内や周囲にある血を媒体に、通常より強大な魔力を引き出す魔法。
総じて自身の血が多ければ多い程、強く、強制力の高い魔法を行使する事ができる。

( ゚ω゚)「血呪・・・?
      チィ・・!どんな魔法か知らんけど、あんなノーガードで詠唱しやがって・・・!
      潰してやれば・・・!」

チャッ・・・
ブーンの剣を握る力が強くなる。

ζ(゚−゚*ζ「!!
      ダメェ!ダメですっ!ブーンさん!!」

ピクッ―
デレの言葉で、ブーンの剣先の動きが止まる。

( ゚ω゚)「―ッ!何故だお!?デレちゃん!」

ζ(゚−゚;ζ「血呪魔法は・・・血が流せば流すほど強力になっていくんです!
      だけど、血を使い切ったら相手はもう何もできなくなりますから・・!
      待つんです!待つしかないんです、この魔法は!」

(゚A゚)「くっ・・耐久戦か・・!!」

( ゚ω゚)「・・・・・・・・・チッ・・・
      血を・・・流すほど、かお。」

19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:15:41.81 ID:xi0xiBmK0
wkwk

20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:17:00.55 ID:a9MLHHbL0
デレの血呪魔法の説明を聞いて、ブーンは暫くし悩んだ後に、攻撃の手が止まった。
・・・確かに、血を流すだけ強くなるという、血呪魔法の効果はデレの言う通りなのだろう。
だが、それでもなお、ただ待つだけというのはあまりにも下策である。なにせ、奴を殺せば魔法の詠唱も止まるのだ。
なら、殺せるなら殺したほうが安全で確実に決まっている。それだけではブーンは攻撃を中断しない。
では、ブーンは何故攻撃を中断したのか?
・・・首だ。あの胴体と繋がっていない首が、ブーンの手を止めさせたのだ。

( #゚ω゚)(・・・糞っ!首を切り落しても、死なないなんて・・・!!
      どうやったら、死ぬんだお!?・・・あいつは・・・)

< ゚ _・゚>「イマ ワガミヲマヘササグ コノイタミ キョウユウセシメタマエ・・・
     "ペックバイン"」

ヒュイイイイィィ
魔法陣が大きく回転し始めたと同時に、今まで流れた血が魔物の頭上へ集まり
瞬時にブーン達の周りへドーム状に拡散し、もの凄い勢いでブーン達を取り囲み始めた。

( ゚ω゚)(!よくわかないけど好機だお!!)

ヒュッ!
ζ(゚−゚;ζ「!!」
| l|;゚−゚ノl「キャ!?」
ブーンは瞬時にデレとばつを両手に抱え、その血が結界を張りきる前に、結界の外へと飛び出した。

(゚A゚)「!」

ドクオも、一歩遅れて外へ飛び出す。

21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:18:07.30 ID:a9MLHHbL0
< ゚ ,_・゚>「キミハ ダメ・・・」

グイッ
魔物は、右腕で何かを引っ張る仕草をすると

( ゚ω゚)「うおおおっ!?」

それに釣られるように、ブーンの右手が引っ張られた。

ドシャアアア・・・
強制的に、結界の中へと戻されるブーン。

(゚A゚)「ブーン!!」

( ゚ω゚)「くぅっ・・・」

ブーンは再度結界外へ出ようとするが、

ドンッ

( ゚ω゚)「チッ・・・やはりかお・・・」

もう結界は固まっているらしく、結界の中にブーンは弾き返される。

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:18:44.85 ID:ZbPBBD3Y0
楽しみにしてたぞ
支援

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:20:03.61 ID:a9MLHHbL0
( ゚ω゚)「くっ・・・油断したお・・・」

魔物の手から、赤い糸の様な物が伸びている。
その糸は、ブーンの傷痕に流れる血と繋がっていた。

( ゚ω゚)(あの時から既に、目標は僕1人になってたのかお・・・!
      どうする?どうすればいいお!?)

< ゚ ,_・゚>「ククク・・・サア ワレト オナジイタミヲ・・・」

魔物は、そのまま右腕を上に上げたかと思えば・・・

ザシュウゥゥゥ!!
プシュウウウウウウウウウウウウウ!!

―そのまま、自身の右足を切り落した。

( ω゚)「――ッ!!!!???
      アアアア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!???」

奴が自身の右足を切り落した瞬間、ブーンは右足から強烈な痛みを感じた。
・・・傷は無い。右足には何も変わった事は無いが、その痛みは、まるで右足が切り落された様な痛覚だ。

( ω゚)「ガアアアアッ・・・アアアア!!・・ッ・・・!!
      ・・・ッツイ・・・アツイお・・・ッ!!」

クソ・・・油断、したお・・・
そういう、魔法かお・・・奴のは・・・!
やっかい、だお・・・

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:22:02.97 ID:a9MLHHbL0
< ゚ ,_・゚>「ククク・・・クビハモウ キレテル・・・
      イタミハ アタエラレナイ・・・タスカッタネ・・・キミ・・・」

( ω゚)(・・・ひとつ、簡単な対処法を思いついたけど、リスクが高いお・・・
      どうする?やるかお?)

真剣な眼差しで剣を強く握るブーンを見て、魔物はニヤリと笑った。

< ゚ ,_・゚>「サァ・・・ワレト オナジイタミヲ・・・」

すぅ・・・
魔物は右腕を上へと上げる。

ザシュウ!
プシュウウウウウウウウ!!

今度は、左足を切り落す。

( ω"゚)「――――――――――――ッ!!!!?????」

言葉に、ならない。
先ほどとは比べ物にならない程、痛烈な痛みがブーンを襲う。

( ω )「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙アアアアアアアアアアアアッ!!!!???
       アアアア!アア!アアア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙アアアアアアア!!!!
       ッ・・・グヴヴヴヴヴヴヴヴ!ウウヴヴヴア゙ア゙ア゙ア゙アアアアア!!!」

・・・流石のブーンも、この痛みには耐えられなかったのか、その場に倒れ込み、転がりまわっている。

25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:22:24.39 ID:PN4y0vdLP
支援

26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:22:57.24 ID:ZbPBBD3Y0
痛そう
支援

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:24:01.05 ID:a9MLHHbL0
< ゚ ,_・゚>「クク・・・イタイカ・・・イタイカ・・・
     ソノイタミ・・・ソノイタミコソガ オレノヨロコビ・・・
     イキルカチ・・・クク・・クハハハハハハハ!!」

ケタケタと、声を発さず嘲笑う魔物。

( ω"゚)「―――――〜〜ッ!!!ウウウウウウウ!!!ウウウウゥゥ・・・
       ・・・・・・・・・・・ッ!!・・・ッはぁ・・・はぁ・・・・・・・・・・・・・はぁ・・・・・ッ・・・・・はぁ・・・
       ・・・ッ糞ッ!!同じッ!同じ足なのに!・・どうしてっ・・・どうしてこうもッッ!痛みが違うお!!!」

ブーンがようやく落ち着いたようだ。
膝の部分まで立ち上がり、その力の無い声で魔物に問うブーン。

< ゚ ,_・゚>「ククク・・・ナゼ ダロウナ・・・?」

だが、当然の如く魔物は教えない。

【ζ(゚−゚;ζ「血呪魔法は・・・血が流せば流すほど強力になっていくんです!」】

( ω )「はぁ・・・・・・はぁ・・・
      ・・・そうかっ・・・はぁ・・・そういう、事だったお・・・」

< ゚ ,_・゚>「ククク・・・モハヤ イシキガマトモナ ジョウタイデハナイノカ?
     ・・・ソレトモ リカイデキタノカ?コノオレノマホウガ」

ググググググ・・・
剣を支えにし、なんとか・・・といった具合に立ち上がるブーン。

28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:25:59.61 ID:a9MLHHbL0
( ω"゚)「はぁ・・・はぁ・・・」

ブーンは、立ち上がるなり腰を落とし、両手で剣をしっかり持ち、ずっしりとした構えをとり始めた。

< ゚ ,_・゚>「クク・・・クハハハハハハ!コレデモナオ オレヲ コウゲキ スルツモリカ!!
     オモシロイヤツダ!ソンナニ ハヤク シニタイトハナ!!
     オモシロイゾ オマエ!ハハハハハハハ!!」

魔物は、さぁ来い!といった具合に両腕を大きく広げた。
その姿は、完全に無防備で、まるで「斬って下さい。」と言わんばかりだ。

( ゚ω゚)「はぁ・・・はぁ・・・」

ブーンは、息を整え、静かに剣を上へと掲げた。

( -ω-)(あの出血量・・・さっきの痛みからいって、次にどこかを斬り落とされると、多分僕は痛みで死んでしまうお・・・
      なら・・・どうせ死ぬのなら、一か八かだお!一撃で、確実に相手の魔法を止めてみせるお・・・!)

僕の、"とっておき"・・・
詠唱要らず・・・僕唯一の"略式"での上級魔法―

29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:26:53.69 ID:PN4y0vdLP
支援

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:27:58.88 ID:a9MLHHbL0
( ゚ω゚)「"ツクザィン"!!」

ブンッ!!
パアアアアアアアアアアア

振り下ろされたブーンの剣より発された、その眩い閃光は―

パリ゙ィン゙!!
< _・ >「クハ!?」

―――その魔物全てをいとも容易く呑み込んで、かつ周りを囲む血も、血の結界すらバターの様に破りつつ、奥へ奥へと飛んでいった。


( ω゚)「・・・」

シュウウウウウウウゥゥゥゥゥ・・・

その衝撃の後、ゆっくりと残りの結界が消えていく。

| l| ゚−゚ノl「!」

ζ(゚−゚ ζ「結界が・・・破れた!?」

(゚A゚)「ブーン!!」

( ω )

ドシャッ・・・
結界のど真ん中にいたブーンは、そのまま地面に膝を着けた。

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:29:55.62 ID:ZbPBBD3Y0
支援

32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:29:55.99 ID:a9MLHHbL0
(゚A゚)「ブーン!!!!」

ドクオが急いでブーンに駆け寄る。
ブーンは・・・

(;^ω^)「はぁ・・・はぁ・・・疲れたお・・・」

ブーンは、無事だ。
満身創痍だが、意識もはっきりしている。

ζ(゚ー゚*ζ「良かった・・・!大丈夫ですか?ブーンさん」

(;^ω^)「ちょっと・・・マジで限界だお・・・
       どっくん・・・おんぶ、頼むお・・・」

ブーンは、そう言ったきり、倒れるように眠り始めた。

( -ω-)zzz・・・

('A`)「おいブーン!?」

| l| ゚ー゚ノl「きっと、疲れたのですね・・・ブーンさん。」

ζ(゚ー゚*ζ「そうだね・・・」

(;'A`)「・・・ふぅ。寝ちまったのかよ
    ったく、心配させやがって・・・」

33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:31:00.91 ID:PN4y0vdLP
支援

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:31:51.16 ID:a9MLHHbL0
| l|;゚−゚ノl「それにしても・・・ブーンさんって、凄い魔物なのですね・・・
      魔色は下級魔族なのに、さっきの衝撃波、まるで上級魔法の様な・・・」

ζ(゚ー゚;ζ「・・・ま、まぁブーンさんは、覚醒するタイプの魔族だから。ね?
      潜在能力が、もの凄いのかもね・・・」

| l| ゚ー゚ノl「・・・やっぱり、ブーンさんは凄いのです!」

ζ(゚ー゚;ζ「そ・・そうね・・・」

('A`)「よいしょっ・・・と。
    じゃ、おふた方さん。ブーン背負ったし、そろそろ行こうか。」
( -ω-)zzz・・・

ドクオは、ばつにも通じるように親指を立て、クイッと進行方向に傾けた。
「進もう」という意思表示だ。

| l| ゚ー゚ノl「・・・はいっ!」

ζ(゚ー゚*ζ「いきましょう!ドクオさん!」

・・・こうして、雑級魔族を狩る魔物を倒したブーン達は、
改めて、ミス・リーテ目指して進み始めたのだった。

35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:32:31.97 ID:PN4y0vdLP
支援

36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:34:17.60 ID:a9MLHHbL0
・・・・・・・ちぇっ!

リi、゚ー ゚イ`!「"亡者の石"、壊れちゃったね!狸姉ぇ!!」

・・・だが、時を同じくして。
ブーン達とは少し離れた場所で、遠い所からブーン達を見ている魔物が、3体いた。
その中の1人である狼娘は、目を輝かせながら、姉である狸娘にそう訊いた。

从´ヮ`从ト「・・・そうだね。狼。」

狸娘は、そのゆっくりとした口調を崩さず、淡白な感じで妹に応える。

リi、*゚ー ゚イ`!「あいつ、やっぱり強い人間なんだねェ!!
        あそこまで育てた亡者の石を、真っ向から潰すなんて凄いよ!!
        そう思わない!?狐姉ぇ!」

と、手を小刻みに振って子供の様にはしゃぐ狼娘。

イ从゚ ー゚ノi、「あぁ、そうだな。あの亡者の石を壊すとは・・・人間だとはとても思えん。
      ・・・流石に亡者の石も、あれ程の衝撃が急に来ると、避けれないみたいだな。」

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:35:24.76 ID:ZbPBBD3Y0
ゴクリ・・・

38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:36:03.81 ID:a9MLHHbL0
从´ヮ`从ト「そうだね。狐姉ぇ。
       "隠れる"魔法は完璧に使えてたのにね、亡者の石。」

イ从゚ ー゚ノi、「うむ。
      餌の順番には気をつけていたつもりだったが・・・
      流石に奴らが餌になるとは思ってなかったし・・・ちと無理があったか」

ふむ・・・
と言いながら、長女―狐娘は手を顎に当てて顎を撫でた。

リi、^ー ^イ`!「亡者の石に餌やってたはずなのに、石の方が餌になっちゃうなんておっかしぃよねー!!
       アハハハハハ!!」

从´ヮ`从ト「せっかくあそこまで育てたのになぁ・・・」

狸娘が、残念そうな感じで呟く。


39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:38:00.76 ID:a9MLHHbL0
イ从゚ ー゚ノi、「なぁに、気にする事はないさ。
      また、"あいつ"を脅して作らせればいい。
      死んだ魔族を再利用できる亡者の石は、利用価値が高いからな」

リi、゚ー ゚イ`!「けど、あの亡者の石。魔法ばっかで全然攻撃しようとしなかったね!」

从´ヮ`从ト「媒体がアレだったからなぁ・・・」

イ从゚ ー゚ノi、「・・・次に亡者の石を錬製させる時は、もっと性格のいい奴を媒体におう。」

从´ヮ`从ト「だね、狐姉ェ。
       ・・・にしても、あの衝撃波、上級魔法だよね?狐姉ぇ
       なんで詠唱邪魔しなかったんだろ?亡者の石は。
       あいつの魔法は詠唱妨害するのに最も適しているのにさ」

イ从゚ ー゚ノi、「・・・さぁ、な。
      我々も、そこまで監視してないしな。
      余程、緊迫した戦いだったのか、油断して戦ってたかのどっちかだな」

从´ヮ`从ト「・・・まぁ、恐らく後者なんだろうけどね」

40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:40:00.01 ID:a9MLHHbL0
イ从゚ ー゚ノi、「ま、どうでもいい事だ。
      だがしかし。ツイてるな、我々は。
      亡者の石の育成中に、まさかアイツらを見つけるなんて」

リi、^ー ^イ`!「ねー!亡者の石壊れちゃったのは痛いけど!
       これでカオス様に褒めてもらえるね!狐姉ぇ!」

イ从*゚ ー゚ノi、「そう・・・だな。狼よ。」

狐娘の表情が、少し緩んだ。

从´ヮ`从ト「・・・これからどうする?狐姉ぇ。」

イ从゚ ー゚ノi、「あの人間は現在休眠中の様だし、我々が直接制圧しにいく手もあるが・・・
      やはり、眠っているとはいえあの人間がネックだ。あの人間、必ず何かをしでかす・・・」

リi、*゚ヮ゚イ`!「ねぇ狐姉ぇ!いつ闘る?いつアイツと闘れるの!?」

狼娘の目が、うんと輝かく。
その様子は、まるで誕生日プレゼントを待ちきれない、子供の様だ。

41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:41:56.21 ID:ZbPBBD3Y0
しえん

42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:42:19.59 ID:a9MLHHbL0
イ从゚ ー゚ノi、「うーむ。アイツと戦いたいのか・・・?狼よ。」

狐娘は、少し困った様子で狼娘に尋ね返すと、

リi、^ー ^イ`!「うん!楽しそうだもん!アイツ。」

対する狼は、満面の笑みでそう答えた。

イ从゚ ー゚ノi、「・・・まぁ、少し待て。狼よ。
      奴が次の作戦で生き延びたなら、お前と戦う機会を作ってやろう」

リi、゚、 ゚イ`!「えー・・・狐姉ェの作戦って、確実すぎて生き延びる奴なんていないじゃん・・・
       それじゃ戦えないよぅ・・・」

ぷー と、残念そうに頬を膨らます狼娘。

43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:44:00.25 ID:a9MLHHbL0
イ从゚ ー゚ノi、「まぁ、そう気を落とすな狼よ。
      私は、次の作戦は王女は当然の事だが、他は"奴だけ生き残る"様な気がするんだ。
      そうすれば、奴と戦えるぞ?狼よ。」

リi、*゚ヮ゚イ`!「本当!?期待していい?狐姉ェ!」

イ从゚ ー゚ノi、「あぁ、少しだけだが、期待していいぞ。」

リi、*^ヮ^イ`!「やったぁ!!」

从´ヮ`从ト「それで、本当にどうするつもりなの?狐姉ぇ。」

イ从゚ ー゚ノi、「・・・そうだな。とりあえずお前は偵察隊を撒いておいてくれ。
      王女の所在がギリギリわかる程度の距離でいい。」

从´ヮ`从ト「りょうかい。狐姉ぇはどうするの?」

イ从゚ ー゚ノi、「ふっ・・・――――


――――――――――次の"策"の準備だよ、狸よ。

44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:45:45.23 ID:ZbPBBD3Y0
支援

45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:46:11.09 ID:a9MLHHbL0
――――――――手記は、ここで途切れている
ってね^q^
区切りがいいから今日はここまでにするお!
支援どうもありがとうでしたお!
質問とかあればどうぞ

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:47:11.91 ID:PN4y0vdLP


47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:48:24.26 ID:a9MLHHbL0
>>12さんその通りだったんで指摘以降のブーンの顔コピペしなおしました
指摘サンクス

48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 23:48:35.82 ID:ZbPBBD3Y0
乙乙!
いつも読みやすくて好きだよ
次も楽しみにしてるお

49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 00:07:47.89 ID:i3K/BSKC0


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